VG-Syncのブログ

ここでは、法人向け暗号化オンラインストレージ「VG-Sync」について書かせて頂きます。

Windows WebDAVクライアントソフトウェア「VEGA」

2018年10月11日より、Windows WebDAVクライアントソフトウェア「VEGA」の初版リリースの無償提供が開始されました。

法人向け暗号化オンラインストレージ「VG-Sync 2」専用のWindows WebDAVクライアントソフトウェアです。インストールすれば、ライセンスアクティべーション無しですぐに使えます。他の(WebDAVが使える)オンラインストレージのクライアントソフトウェアとしても使えます(カスタムドライブ接続、但しその接続設定保存は1つのみ)。

カスタムドライブ接続設定数を制限無く作れる方法もあります。VG-Sync 2 専用という名称だけに、VG-Sync 2への接続が成功した接続設定を1つ残しておくだけです。(つまり、一度はVG-Sync 2 無償版/有償版をご契約頂く必要があります。) 一度、複数作ったカスタムドライブは、VG-Sync 2への接続が成功した接続設定を削除しても使えます。但しその段階で、カスタムドライブは追加で作成できなくなります。



●[VG-Sync 2 専用Windows WebDAVクライアントソフトウェア「VEGA」無償提供開始]

https://www.softagency.co.jp/news/20181011


●[Windows WebDAVクライアントソフトウェア「VEGA」リリース記念キャンペーンのお知らせ]

https://www.softagency.co.jp/news/20181023


Windows WebDAVクライアントソフトウェア「VEGA」

https://vg-sync.jp/vega


●法人向け暗号化オンラインストレージ「VG-Sync 2」

https://vg-sync.jp/

VG-Syncのファイル転送機能(その2)

VG-Syncでは、弊社オリジナルのウェブクライアントの機能で実現する、ファイルダウンロードURL作成機能(ファイル公開機能)やファイルアップロードURL作成機能(フォルダ公開機能)を利用するのも、VG-Syncのファイル転送機能を活用する選択肢の1つです。

[ファイルダウンロード(アップロード)通知メール]

VG-Syncでは、ファイル(フォルダ)公開設定内容として、完了通知アドレスというメールアドレスを設定可能です。ファイルダウンロード(アップロード)が実行されると、その完了通知アドレス宛にファイルダウンロード(アップロード)通知メールが送られてきます。ファイル(フォルダ)公開設定内容として任意で情報入力項目が設定できるので(例: 氏名、電子メール、受付番号)、ファイルダウンロード(アップロード)URLをブラウザで実行すると当該ファイルダウンロード(アップロード)画面が表示される前にその情報入力項目への入力が必要となり、その情報入力内容がファイルダウンロード(アップロード)通知メールの本文に含まれるので誰がファイルダウンロード(アップロード)したのかがわかるような運用が可能となります。

https://vg-sync.jp/column/column12

VG-Syncのファイルアップロード機能

VG-Syncオンラインストレージにファイルをアップロードする方法の1つとして、VG-Syncオンラインストレージ上のフォルダを、弊社オリジナルのウェブクライアントの機能でファイルアップロードURLを作成する方法(フォルダ公開機能)があります。

[作成されたファイルアップロードURLの操作のし易さ]

ファイルダウンロードURLについては、配布された当該URLを実行して、ブラウザ上に表示されるファイルダウンロード画面でダウンロードボタンをクリックして当該ファイルをダウンロードしますが、ファイルアップロードURLについても、同様な操作のし易さがあります。

[ファイルアップロードURLを使ってみる]

ファイルアップロードURLは、配布された当該URLを実行して、ブラウザ上に表示されるファイルアップロード画面にアップロード対象ファイルをドラッグアンドドロップすれば、それだけの操作でファイルアップロードができます。(アップロード先はフォルダ公開されたフォルダになります。) さらに、申込書やアンケートなど同名ファイルがいくつもアップロードされてくる使われ方も想定して、ファイルアップロードURLからアップロードされたファイルには、ファイル名が同じかどうかに関わらず、ファイル名の先頭に0001_などの番号がついてファイル名が変更され、後からアップロードされてきた同名ファイルで既存のファイルが上書きされてしまうことを防止しています。

ファイルアップロードURL作成機能(フォルダ公開機能)は、ファイルダウンロードURL作成機能(ファイル公開機能)と同様に、ファイルのアップロード(ダウンロード)だけ行う人にはシンプルな操作で使って頂こうというコンセプトで作られました。

https://vg-sync.jp/column/column11

VG-Syncのファイル転送機能

弊社のオンラインストレージは、バックアップ/ファイル転送/オンライン共有フォルダという、少なくとも3つの側面を持っています。

[ファイル転送特化型サービスの場合]

他社のファイル転送に特化したサービスの場合、ファイル受信者(ダウンロード)側のために、ファイル送信者(アップロード)側がファイル転送の操作をしてからそのサービスの規定で決められた数日間は一時保管しますが、その保管期間を過ぎたら、受信者側が当該ファイルをダウンロードした/しないに関わらず、そのファイルは自動的に削除されるしくみになっているサービスが多いのではと思います。ファイル転送サービスの本質(いつまでも転送用ファイルを保管場所に残しておけない)を考えれば当然のしくみかもしれません。

[VG-Syncのファイル転送機能の詳細]

VG-Syncオンラインストレージでは、VG-Syncにアップロードされたファイルはバックアップ目的、あるいはオンラインファイル共有の位置付けとしても考えることができるので、一定期間後に自動的に削除されるということはありません。VG-Syncの場合、オンラインストレージにアップロードされたファイルを、弊社自社オリジナルのウェブクライアントの機能でファイルダウンロードURLを作成して頂き、そのURLをメールの本文に手動で貼り付け、当該メールを送信して頂くというものです。それがVG-Syncでいうファイル転送機能です。一度にファイルが数個しか送れないなどの制限もなく、ファイル転送操作は簡単ですが一度に1人にしか送れないなどの制限もありません。VG-Syncのファイル転送機能に関する手動操作の部分を、かえって自由度が高いと考えることもできるでしょう。

[転送対象ファイルが自動削除にならないVG-Syncでの対策]

ファイル転送特化型サービスの場合は、一定期間後は転送対象ファイルが自動的に削除されるので、それはいつまでも当該ファイルをダウンロード可能な状態にしておかないという意味で安全といえます。VG-Syncの場合は、オンラインストレージ上の転送対象ファイルは一定期間後に自動的に削除されることはありませんが、ファイルダウンロードURL作成時に公開期間設定が必須になっていて、公開期間を過ぎると当該ファイルはダウンロードできなくなるしくみになっています。そのため、公開期間を適切な期間に設定しておけば、ファイル転送目的で当該ファイルをVG-Syncにアップロード/ファイルダウンロードURL作成及び当該URL配布した後で、当該ファイル削除を忘れたり、当該ファイルをVG-Syncにアップロードしたことも忘れた場合でも、いつまでもダウンロード可能な状態にはならないということです。また今後は、ファイル公開期間終了したことを管理者メールアドレスにメール通知する機能実装を計画しています。

https://vg-sync.jp/column/column10

お客様にVG-Syncに親しんで頂くための取り組み

新機能やメンテナンス等の手間やコストがかかっても、1つのセキュリティ対策として、仮想マシンまるごと利用の自社専用オンラインストレージというご提供形態を続けるVG-Sync。ここではそのご提供形態を続けるにあたって、お客様にVG-Syncに慣れ親んで頂くための取り組みについてご紹介させて頂きます。

[広告一切なしの無償版ご提供を現在も継続]

弊社オンラインストレージには、無償版(1年更新)のものもあります。ただ、VG-Syncは元々、オンラインストレージというものがまだ国内市場に定着していない時期にサービスを開始したことと、東日本大震災復興支援として100社限定での1年間無償提供キャンペーンとして当時啓蒙活動も行いながら始めたこともあり、現在でも無償版に広告は画面に一切出さないことにしています(あらゆる収入源無し)。VG-Syncには1ヶ月無料体験というものが他にありますので、お試しなら1ヶ月あれば十分でしょうと言う方もいます。しかし、無償版ご提供を続けているのは、そのコンピュータリソースで良いなら、有償版同様にサポートしますので、気兼ねなくご利用ください、今後もVG-Syncを懇意にしてください、という思いもあるのです。

https://vg-sync.jp/column/column9

ウェブクライアントについて

世の中には、いろいろな利用目的でウェブクライアントが存在します。弊社オンラインストレージを使用する際に、ブラウザがあればそれだけで使えるユーザーインターフェースとして専用ウェブクライアントがあります。ここは考え方によりますが、何らかの理由等で各ユーザの使用PCに1つ1つ、クライアントソフトウェアを入れたくないというお客様には便利ではと思います。

[お客様個別のウェブクライアント環境]

弊社オンラインストレージ専用ウェブクライアントは、お客様ごとのオンラインストレージご利用環境に個別に実装されています。利便性向上のためにもオンラインストレージご利用ユーザ側のインターフェースとして自社オリジナルのウェブクライアントをご提供しているわけですが、ここでも、万が一の何らかの障害の際に、他のお客様に影響する要素を1つでも減らせればと考え、ウェブクライアントのしくみをお客様ごとに個別に実装しているわけです。

[公開設定機能内の各項目を活用してデータ漏洩防止]

世の中でご提供されているオンラインストレージには、ウェブクライアントのインターフェースが有るものと無いものもあります。VG-Syncのウェブクライアントでは、ファイル公開機能(ファイルダウンロードURL作成(https))やフォルダ公開機能(ファイルアップロードURL作成(https))があります。ファイル公開機能/フォルダ公開機能ともに当該公開設定画面で下記の設定が可能です。

(1)公開期間(必須)
(2)回数制限(ダウンロード/アップロード)(任意)
(3)パスワード認証設定(任意)
(4)完了通知アドレス設定(ファイルダウンロード通知メール、ファイルアップロード通知メール)(任意)
(5)メッセージ入力(任意)

ファイルダウンロードURLをメール本文に貼り付けて送る場合は、そのメールが受信者等により、何人にも転送されることもあるかもしれません。そのダウンロード対象ファイルが重要なものであるほど、上記(1)(2)(3)の条件を厳しく設定しておくことによって不本意なデータ漏洩を防ぐ必要があります。

ファイルダウンロードURLのもう1つの使い方としては、大きめのファイルサイズの販促カタログ等、多くの人に配布したい場合です。この場合は公開期間を長めに設定すれば、容易に実装可能です。

https://vg-sync.jp/column/column8

進化を模索し続けてきたVG-Sync

あるIT専門調査会社が国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表し、その中で、国内パブリッククラウドサービス市場は普及期を迎え、システム導入(新規/刷新/更新)時に、クラウドを検討するユーザー企業が増加している、と述べています。

[自前の仮想環境での提供からパブリッククラウドへ]

弊社は、2011年5月から法人向け暗号化オンラインストレージ「VG-Sync」をサービス開始。2014年1月に「VG-Sync」の後継版である「VG-Sync 2」をサービス開始していますが、いずれも、弊社が九州のデータセンターに構築した仮想環境でのサービス提供。国内大手パブリッククラウド利用は、2015年3月サービス開始の「VG-Sync 2 Pro」からでした。その後、VG-Sync 2 有償版も新規お申し込み分からパブリッククラウドを利用する形になり、現在はVG-Sync 2 有償版はGMOクラウドでのご提供、VG-Sync 2 Proは、FusionクラウドGMOクラウド、IDCF、Cloudnの4つのクラウドインフラのいずれかから自由に選択頂く形になっています。当該パブリッククラウドは弊社が契約し、お客様にはそのパブリッククラウドの料金込みでご提供し、どのパブリッククラウドを選んで頂いても同じ料金となります。
(「VG-Sync 2 Pro」は、VG-Sync 2 有償版に比べ、大容量・ハイスペックモデルとなります。)

[試行錯誤で進化してきた弊社オンラインストレージ]

このように、利用するパブリッククラウドを選択する形でオンラインストレージをご提供する形態は他社のオンラインストレージではあまりないのではないかと推測しますが、それもVG-Syncがオンラインストレージがまだ国内市場に定着していない時期から試行錯誤しながら進化をしてきた結果とも考えることができます。

[各パブリッククラウド毎に評価環境を準備]

弊社オンラインストレージでは、各パブリッククラウド毎にお客様による評価用検証環境を準備しております。特にデータ転送スピードに関してはお客様側のIT環境が影響している場合がありますので、弊社内で検証した実測値があてはまるとは限りません。あるパブリッククラウドでの検証環境では想定したデータ転送スピードが出ない等となった時は、他のパブリッククラウドの検証環境で評価して頂くということが可能です。こういった点は、弊社オンラインストレージならではの比較的ユニークな特徴と考えています。

http://vg-sync.jp/column7.html